アシナガバチの巣を自分で駆除する方法|安全な手順と業者に頼むべきケース

「ベランダにアシナガバチの巣ができた」「まだ小さいけど自分で駆除できる?」——アシナガバチの巣は条件次第で自分で安全に駆除できます。ただし、巣の大きさ・場所・時期によってはプロに依頼すべきケースもあります。

この記事では、自分で駆除できる条件、安全な駆除手順、必要な道具、駆除後の再発防止策、業者に頼むべき判断基準まで詳しく解説します。

自分で駆除できる条件

条件自分で駆除OK業者に依頼すべき
巣の大きさ直径15cm以下直径15cm以上
巣の場所手が届く低い場所高所・屋根裏・壁の中
時期4〜6月(営巣初期)7月以降(蜂の数が多い)
蜂の数10匹以下10匹以上
蜂の種類アシナガバチのみスズメバチは絶対NG

スズメバチの巣は大きさに関わらず絶対に自分で駆除しないでください。アシナガバチとスズメバチの見分け方:アシナガバチの巣はシャワーヘッド状(下向きに開いた傘型)、スズメバチの巣は球状(マーブル模様)です。

駆除に必要な道具

  • ハチ用殺虫スプレー(射程距離が長いもの、3〜5mタイプ推奨)
  • 長袖・長ズボン(白っぽい色が望ましい。黒い服は蜂が攻撃しやすい)
  • 帽子・フード(頭部を保護)
  • 手袋(厚手の革手袋が理想)
  • ゴミ袋(巣の回収用)
  • 懐中電灯(赤いセロファンを貼って光を弱める)

費用は殺虫スプレー1本(1,000〜2,000円)+防護用品で合計3,000〜5,000円程度です。

安全な駆除手順【5ステップ】

ステップ1:駆除は日没後〜夜間に行う
アシナガバチは夜になると巣に戻り、活動が鈍くなります。日没後2時間以上経過してから作業するのがベストです。昼間に巣の位置を確認しておき、夜に駆除します。

ステップ2:防護装備を着用する
長袖・長ズボン・帽子・手袋を着用。白っぽい服を選びましょう。蜂は黒い色に反応して攻撃する習性があります。

ステップ3:風上から殺虫スプレーを噴射
巣から2〜3m離れた風上の位置から、殺虫スプレーを巣に向けて10〜20秒間連続噴射します。途中で止めずに一気に噴射するのがポイントです。

ステップ4:蜂の動きが止まるまで待つ
噴射後、蜂が完全に動かなくなるまで10〜15分間待ちます。まだ動いている蜂がいたら追加噴射してください。

ステップ5:巣を棒で落としてゴミ袋に回収
蜂が完全に動かなくなったら、長い棒で巣を叩き落とし、ゴミ袋に密封して可燃ゴミとして処分します。

駆除時の注意点

①絶対に黒い服を着ない
蜂は黒い色に強く反応します。黒い服、黒い髪(帽子で隠す)、黒い手袋は避けてください。

②香水・整髪料をつけない
強い匂いは蜂を刺激します。駆除前は無香料の状態で作業しましょう。

③逃げ道を確保しておく
万が一蜂に追われた場合に備えて、すぐに屋内に逃げ込める位置から作業してください。

④子供やペットを近づけない
駆除作業中は興奮した蜂が周囲を飛び回ります。子供やペットは室内に入れておきましょう。

駆除後の再発防止策

①巣があった場所に殺虫スプレーを散布する
巣を撤去した後、同じ場所に殺虫スプレーを散布しておくと、「戻り蜂」の防止と再営巣の抑制に効果があります。

②ダミーの巣を吊るす
蜂は他の蜂の巣がある場所を避ける習性があります。紙袋やネットで作ったダミーの巣を吊るすだけで予防効果があります。

③春先(4月頃)に予防スプレーを散布する
巣ができやすい軒下、ベランダ、室外機周辺に、4月頃から2〜3週間ごとに予防スプレーを散布すると営巣を防げます。

業者に依頼すべきケース

  • 巣が直径15cm以上に成長している
  • 巣が高所(2階の軒下など)にあり手が届かない
  • 7月以降で蜂の数が多い
  • スズメバチの巣だった(球状・マーブル模様)
  • 蜂にアレルギーがある、または過去に刺されたことがある
  • 自分で駆除する自信がない

業者に依頼した場合のアシナガバチ駆除費用は8,000〜25,000円が相場です。

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蜂に刺された場合の応急処置

万が一刺された場合は、すぐにその場を離れ、流水で患部を洗い流して冷やします。呼吸困難・めまい・じんましんなどの症状が出たら、アナフィラキシーの可能性があるため、すぐに救急車(119番)を呼んでください。

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よくある質問

Q:アシナガバチは攻撃的?
A:アシナガバチは基本的に温厚で、巣に近づいたり刺激しなければ攻撃してきません。ただし巣を直接触ったり、近くで激しく動くと防衛のために刺します。

Q:空になった巣は撤去すべき?
A:はい。アシナガバチは翌年同じ場所に巣を作る傾向があるため、空の巣も撤去して予防スプレーを散布しておきましょう。

Q:アシナガバチは益虫って本当?
A:はい。アシナガバチは農作物の害虫(青虫・毛虫など)を捕食する益虫です。人が近づかない場所(庭の奥など)にある巣は、無理に駆除しなくても問題ありません。

まとめ

アシナガバチの巣は直径15cm以下・手が届く場所・4〜6月の営巣初期であれば自分で安全に駆除できます。日没後に防護装備を着用し、殺虫スプレーで一気に噴射するのが成功のコツです。

巣が大きい場合や高所にある場合はプロに依頼しましょう。スズメバチの巣は絶対に自分で駆除しないでください。

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