イタチとテンの違いと見分け方|大きさ・顔・フン・生息地で比較

「天井裏にいる動物がイタチなのかテンなのかわからない」「見た目が似ていて区別がつかない」——イタチとテンは見た目が非常に似ていますが、生態や被害の出方、駆除方法が異なります

この記事では、イタチとテンの見分け方を比較表で解説し、それぞれの被害の特徴、法律上の扱い、駆除方法の違いまで詳しく紹介します。

イタチとテンの見分け方比較表

特徴イタチ(ニホンイタチ)テン(ホンドテン)
体長25〜40cm40〜55cm(イタチより大きい)
体重200〜700g1〜1.5kg
体の色茶褐色(全体的に均一)冬は黄色〜オレンジ、夏は暗褐色(季節で変化)
顔の特徴目の周りが暗い。鼻先が尖っている顔が白〜クリーム色。丸みがある
尻尾やや短い(体長の半分程度)長くてふさふさ(体長と同じくらい)
足跡小さい(2〜3cm)やや大きい(3〜4cm)
フン6〜10mm。細長く水分が多い。非常に臭い1〜2cm。果物の種が混じることがある
主な生息地平地〜低山。人家に住みつきやすい山地〜森林。人家に住みつくのは稀

最も簡単な見分け方は「大きさ」と「顔の色」です。イタチは猫より小さく顔全体が茶色。テンはイタチより一回り大きく、顔が白〜クリーム色です。

イタチの特徴と被害

イタチは人家の天井裏や壁の中に住みつきやすい動物です。主な被害は以下の通りです。

①天井裏の騒音:夜間にドタドタと走り回る音がします。体は小さいですが動きが素早く、騒音は意外と大きいです。

②強烈な悪臭:イタチのフンは害獣の中でも最も臭いと言われています。肉食性のため、動物性の腐敗臭がします。

③断熱材の破壊:巣材として断熱材を引きちぎります。

④ペットや家畜への攻撃:鶏やウサギなど小動物を襲うことがあります。

テンの特徴と被害

テンは主に山地や森林に生息しており、人家に侵入するケースはイタチほど多くありません。ただし山間部の住宅では被害が発生します。

①果樹園への被害:テンは雑食性で果物を好みます。柿・ブドウ・イチジクなどが狙われます。

②天井裏への侵入:山間部の住宅では天井裏に住みつくことがあります。イタチより体が大きいため足音も大きいです。

③鶏舎への侵入:鶏を襲って食べることがあり、養鶏場では深刻な被害になります。

法律上の扱いの違い

項目イタチ(ニホンイタチ)テン(ホンドテン)
法律鳥獣保護管理法鳥獣保護管理法
捕獲許可メスは捕獲禁止。オスは許可を得れば可能許可を得れば捕獲可能
自分での捕獲不可(許可が必要)不可(許可が必要)
追い出し・忌避合法合法

重要:ニホンイタチのメスは捕獲が全面禁止されています。オスは自治体の捕獲許可があれば可能です。テンは性別に関わらず許可があれば捕獲できます。いずれの場合も業者に依頼するのが確実です。

天井裏にいるのはイタチ?テン?判別フローチャート

①住んでいる場所は?
→ 平地・市街地 → イタチの可能性が高い
→ 山間部・森林近く → イタチまたはテン

②フンの臭いは?
→ 非常に強い動物臭 → イタチ
→ それほど臭くない・果物の種が混じる → テン

③足音の大きさは?
→ 素早くパタパタ → イタチ(体が小さい)
→ ドスドスと重め → テン(体が大きい)またはハクビシン

④足跡の大きさは?
→ 2〜3cm → イタチ
→ 3〜4cm → テン

駆除・対策の方法

イタチもテンも、対策の基本は「追い出し」→「侵入口封鎖」です。

①忌避剤で追い出す:くん煙剤やハッカ油、ナフタリンを天井裏に設置して追い出します。

②侵入口を封鎖する:イタチは3cm程度の隙間でも侵入できます。テンはそれより大きい5cm程度。金属メッシュやパテで隙間を封鎖しましょう。

③餌場をなくす:ゴミ箱の蓋をしっかり閉める、果樹の実を早めに収穫する、ペットのエサを外に放置しないなど。

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よくある質問

Q:チョウセンイタチ(シベリアイタチ)との違いは?
A:チョウセンイタチはニホンイタチより体が大きく(30〜50cm)、尻尾が長いのが特徴です。西日本を中心に分布しており、都市部でも見られます。チョウセンイタチは外来種ですが、捕獲には同様に許可が必要です。

Q:イタチとオコジョの違いは?
A:オコジョはイタチよりさらに小さく(15〜25cm)、冬に体毛が白くなるのが特徴です。高山に生息し、人家に侵入することはほぼありません。

Q:イタチとテン、どちらの被害が多い?
A:圧倒的にイタチの方が人家への被害が多いです。テンは基本的に山地に生息するため、市街地での被害はごく稀です。

Q:駆除費用はいくら?
A:イタチ・テンともに5万〜20万円が相場です。追い出し+侵入口封鎖で5〜10万円、フン清掃・消毒を含めると10〜20万円が目安です。

まとめ

イタチとテンの最も簡単な見分け方は「大きさ」と「顔の色」です。イタチは小さくて顔全体が茶色、テンは一回り大きくて顔が白〜クリーム色。平地・市街地で天井裏に侵入するのはほぼイタチです。

どちらも鳥獣保護法で保護されているため、自分で捕獲はできません。業者に依頼しましょう。

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