コウモリの侵入口の見つけ方と封鎖方法|再侵入を防ぐ完全ガイド

「コウモリを追い出しても何度も戻ってくる」「どこから入っているのかわからない」——コウモリ対策で最も重要なのは侵入口を見つけて完全に封鎖することです。追い出しだけでは必ず再侵入されます。

この記事では、コウモリの侵入口になりやすい場所8つ、侵入口の見つけ方、正しい封鎖方法、使用する材料、封鎖のタイミング、自分でできる範囲と業者に依頼すべきケースまで詳しく解説します。

コウモリの侵入口になりやすい場所8つ

場所隙間の大きさ見つけ方
瓦屋根の隙間1〜2cm屋根を下から見上げて光が漏れている箇所
軒天(のきてん)の隙間1〜3cm軒天のパネルが浮いている・剥がれている箇所
換気口・通気口格子の隙間フンが落ちている換気口の下を確認
雨戸の戸袋1〜2cm戸袋の上部や隙間にフンがあれば侵入口
エアコンの配管穴配管の隙間パテが劣化して隙間ができている箇所
壁のひび割れ1〜2cm外壁を目視チェック。モルタルのひび割れ
屋根と壁の接合部1〜3cm経年劣化で隙間が生じやすい
破風板(はふいた)の隙間1〜2cm屋根の端の板材が浮いている箇所

コウモリはわずか1〜2cmの隙間があれば侵入できます。人間の感覚では「こんな小さな隙間から?」と思うかもしれませんが、コウモリは体を平らにして狭い隙間を通り抜けることができます。

侵入口の見つけ方

方法①:フンが落ちている場所から特定する

最も確実な方法です。コウモリのフンは侵入口の真下に集中して落ちます。軒下や窓枠の下に黒い小さなフン(5〜10mm、パサパサで崩れやすい)が溜まっている場所があれば、その真上に侵入口があります。

▼コウモリのフンの特徴はこちら
コウモリのフン掃除と消毒方法|安全な手順と業者に依頼すべきケース

方法②:夕方にコウモリの出入りを観察する

コウモリは日没直後(18時〜19時頃)に餌を求めて外に出ます。この時間帯に家の外から屋根や軒下を観察すると、コウモリが飛び出す場所=侵入口を直接確認できます。2〜3日続けて観察するのが確実です。

方法③:外壁の隙間を目視チェックする

日中に家の外壁を一周して、隙間やひび割れを確認します。特に屋根と壁の接合部、軒天のパネル、換気口、エアコン配管穴を重点的にチェックしてください。懐中電灯で照らすと小さな隙間も見つけやすくなります。

方法④:室内から光を当てて確認する

夜間に天井裏や屋根裏に入り、外から光が漏れている箇所を探す方法です。光が差し込む場所は外部に隙間がある証拠です。ただし天井裏に入るのは危険を伴うため、無理のない範囲で行ってください。

侵入口の封鎖方法と使用材料

封鎖材料適した場所費用目安耐久性
金属メッシュ(ステンレス)換気口・通気口・広い隙間500〜2,000円★★★★★
パテ・コーキング配管穴・小さなひび割れ300〜1,000円★★★★☆
板材(合板・トタン)軒天の大きな穴・破風板500〜3,000円★★★★★
隙間テープ雨戸の戸袋・窓枠200〜500円★★★☆☆
防鳥ネット広い開口部500〜2,000円★★★☆☆

最もおすすめは金属メッシュ(ステンレス製)です。コウモリは歯で噛みちぎる力がないため、金属メッシュで塞げば再侵入は防げます。プラスチック製のネットはコウモリが噛んで穴を開ける可能性があるため避けてください。

封鎖の正しい手順

ステップ1:コウモリを追い出す
侵入口にコウモリがいる状態で封鎖すると閉じ込めてしまいます。まず忌避剤(ハッカ油・ナフタリンなど)で追い出してから封鎖します。

ステップ2:侵入口をすべて特定する
コウモリは複数の侵入口を使っていることが多いです。1箇所だけ塞いでも別の隙間から入られるため、すべての侵入口を特定してから一度に封鎖します。

ステップ3:金属メッシュやパテで封鎖する
隙間の大きさに応じて適切な材料で封鎖します。金属メッシュはビスやタッカーで固定し、周囲の隙間はコーキングで埋めます。

ステップ4:数日間再侵入がないか確認する
封鎖後も2〜3日はフンが新しく落ちていないか確認してください。新しいフンがあれば、別の侵入口が残っています。

封鎖のベストタイミング

時期適否理由
4〜6月△ 注意が必要出産・子育ての時期。飛べない子コウモリを閉じ込めるリスク
7〜9月× 避けるべき子コウモリが巣にいる可能性が高い
10〜11月◎ ベスト子コウモリも飛べるようになり、冬眠前で全個体が外に出やすい
12〜3月△ 注意が必要冬眠中のコウモリが天井裏にいる可能性

最適な時期は10〜11月です。子コウモリも成長して飛べるようになり、冬眠前なので日没後に全個体が外に出ます。この時間帯に追い出してすぐ封鎖するのが最も確実です。

自分で封鎖する際の注意点

①コウモリは鳥獣保護法で保護されている
日本に生息するコウモリは鳥獣保護管理法の対象です。許可なく捕獲・殺傷することは禁止されています。追い出しと侵入口封鎖は合法ですが、捕まえたり傷つけたりすることはできません。

②高所作業は危険
屋根の上や軒天の封鎖は転落のリスクがあります。2階以上の高所作業はハシゴの安全確保が難しく、業者に依頼するのが安全です。

③フンの清掃時はマスク・手袋必須
コウモリのフンにはヒストプラズマ症の原因となる真菌が含まれている可能性があります。乾燥したフンの粉塵を吸い込むと呼吸器に感染するため、必ずマスクとゴム手袋を着用してください。

④子コウモリがいないか確認する
4〜9月は出産・子育ての時期です。飛べない子コウモリを天井裏に閉じ込めてしまうと、死骸が腐敗して強烈な悪臭が発生します。この時期の封鎖は慎重に行うか、業者に依頼してください。

業者に依頼すべきケース

  • 侵入口が2階以上の高所にある
  • 侵入口が複数あってすべて特定できない
  • 自分で封鎖したが再侵入された
  • 天井裏にフンが大量に堆積している
  • 4〜9月の子育て期で子コウモリがいる可能性

コウモリ駆除の費用は2万〜15万円が相場です。追い出し+侵入口封鎖で2〜8万円、フン清掃・消毒を含めると5〜15万円が目安です。

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よくある質問

Q:1箇所塞いだのにまたコウモリが入ってきた。なぜ?
A:コウモリは複数の侵入口を使っていることが多いです。1箇所塞いでも別の隙間から入ります。すべての侵入口を同時に封鎖する必要があります。

Q:ホームセンターで買える材料で封鎖できる?
A:はい。ステンレス製の金属メッシュ、コーキング、パテはホームセンターで入手できます。1箇所あたり数百円〜数千円で対策可能です。

Q:封鎖したらコウモリは別の家に行く?
A:可能性はあります。ただしコウモリは元の巣に戻ろうとする習性が強いため、完全に封鎖すれば数日〜数週間で別の場所に移動します。

Q:コウモリを追い出す方法は?
A:ハッカ油・ナフタリン・くん煙剤が効果的です。日没前に天井裏に忌避剤を設置し、日没後にコウモリが外に出てから侵入口を封鎖します。

まとめ

コウモリ対策の基本は「侵入口を見つけて封鎖する」ことです。フンが落ちている場所の真上、夕方の出入り観察、外壁の目視チェックで侵入口を特定し、金属メッシュやパテで封鎖しましょう。最適な時期は10〜11月です。

高所の封鎖や侵入口が特定できない場合は、無理せず業者に依頼してください。

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